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国家的な出費と見返り [来るべき世界]

2024年4月10日(水)晴れ.

昨日は1年半ぶりに脳病院にいった.受付で,久しぶりですね,といわれ,薄いマスクを手渡される.ここ1年はマスクをしたことはなかったので,口おむつ,といわれる意味がよくわかった.

短い診察.クスリ込みで2,000円の出費.年金生活者や生活困窮者が,診察をひかえて病気が悪化するパターンをおもう.「ジェネリックが利用できますが,いかがですか?」「以前利用したのですが,効きませんでした」と言って断る.実際,カネだけだして効き目は薄かった.頭痛はすべての活動(寝ることも)を不可能にするので,ここは妥協できない.

待合で新聞をよむ.地方紙と読売.ここ20年ほど,新聞をとっていないので,病院の待合ではかならず手が伸びる.両紙とも,あっという間に読み終わる.この内容にいくら払っているのだろうか? 残念でもあるが,20年前の節約は正しかったと再確認した.こんな具合に,携帯もやめられたらいいんだが.

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ジャンピエール米大統領報道官は4日の記者会見で,来週予定される岸田文雄首相の国賓待遇での訪米について,「日米同盟の不朽の強さと,米国の日本に対する揺るがぬ責務,世界で増す日本の指導的役割を強調するものとなる」と述べた。(Jiji. com 4/5(金) 6:09)

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すまないが,これを読んで笑ってしまった.ジャンピエール女史の記者会見は何度も見たが,どうしてあんな嘘を平気で言えるのだろうか,と感心したことが数度ある.その平然とした様子はアッパレでさえあり,「日米同盟の不朽の強さ」とは,よく言った.

実は,使えるうちは利用して,あとは知らねぇ,の日米同盟だといっているのだ.指導的役割は,我が国の拠出金のことだろうし,ウクライナにもすでに1兆8000億円献上している.我が国の資産で狙われているものは他にもある.それはもう誰でも知っていることだ.

しかし同時に,この点でアメリカを責めるのはお門違いというべきだろう.米国は戦勝国であり,相手国がこれほど従属的であれば,当然の態度かもしれない.「ロシアがウクライナに侵攻すれば,ノルド・ストリームはない」と言い切ったのは,ドイツではない.アメリカの現職の大統領だ.他所様の資産を破壊する権利を主張したのだから,戦略的に不適切とみなされれば,我が国の資産も破壊されるだろうし,どこからか出現したLGBT法案も通るだろう.


一方,ロシアの見方はより現実的で的確であると思える:

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アジアにおける反中連合の構築というより広範なアメリカのアジェンダにとって,日本が極めて重要である理由がここにある:

● 米国は日本を最前線の武装基地として.また中国に対する緩衝材として利用することができ,日本の支出で中国を封じ込めることができる.(SputnikInternational, 10 April 2024)

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家来の出費で,自分の敵を抑え込めればこれほどうまい話はない.訪米した岸田総理を迎える米大統領の満面の笑みをみたまえ.

ウクライナも同様だ.ウクライナ戦争が具体的にどのような形で終結するかわからないが,戦後についてはある程度はっきりしているようだ.15兆円の「開発ファンド」を条件として,事実上,ウクライナをBlackRockに売り渡す.BlackRockとその周辺は,終戦後ウクライナに残された国家資産の民営化および割譲によって,拠出金のリターンを得る,という構図だ.

我が国をはじめとする西側の資金援助で,ますます多数のウクライナ兵が勝ち目のない戦場に投げ込まれて,ボロ雑巾のように殺される.村には男がいなくなる.そのうち,国の富もよそ者に食い尽くされる.一方,漁夫の利を狙っている者たちは,砲弾の炸裂からは遠い場所で,商売の出番を待っている.




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