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11ヶ月 (2) [イヌ・散歩]

2023年3月29日(水)快晴.

昨日は久々に夜の散歩にでかけた.最近は昼間に歩いても大丈夫になったので,夜でることがなくなっていた.暗い公園を歩くのは楽しくない.昨晩はちょうど死んで11ヶ月目だったので,歩いているとその直後のことをどうしても思い出してしまう.

戻って寝つくために音楽を聴く.Roberto Devereux(Radvanovsky;GarancaのSaraには見とれてしまう),Mozartの典礼音楽集,ネトレプコの'O patria mia'ときいているうちに寝てしまった.

夜中の3時すぎに目が覚めて,なかなか寝付けないでふたたび耳だけで海外のニュースや時事解説をきいているうちにまた寝てしまったらしい.

どれほどたったころか,突然「犬を飼うのはほんとうに素晴らしいことです」という男性の低い落ち着いた声(英語)が聞こえてきた.その一言でぱっと目が覚めた.

「犬にcompassionとはなにかを教えられます・・・」

といって,自分が飼っていた雌犬がはじめて家に来た頃の話を始めた.こう続けた:

「しかし,犬を飼うことには一つ欠点があります.それは・・・犬が長く生きないことです」.

タブレットを手繰り寄せてよくみてみると,それは海外のコマーシャルの一部であるらしかった.



7年ほど前,ガンの術後に,同じ寝床で,同じ姿勢で寝ていたときに,家内との散歩から帰ってきたイヌがベッドに飛びのって来たときのことが思い出された.近くまできてしばらく止まって,探るように私の顔を見回して,それから耳の後ろから首にかけて真新しい縫い跡のあたりをゆっくり舐め始めた.

それから,今は行かなくなってしまった山中の散歩のときのこと,その時々の仕草,「またここか,つまんねぇ」というような表情,興奮して駆け出したときのこと,あるいは静かな淡々とした足取り,桜の吹き積もった山道でこちらをじっとみていた問いかけるような目,それらがどっと溢れ出してきた.随分一緒にあるいたなぁ.いまでは夢のようである.

walking along the trail.JPG
(2016年12月23日.よく歩いた山道で.何かをみつけてのぞき込む)

コロナ後のいろいろで,家族をなくした人の思い出を読んでいたせいかもしれないが,故人の記憶は思い出す人の経験の蓄積によって書き換えられ,いつまでも新たにされていく.そして時々,それらを振り返り,戻ってこないものを確かめて,また新たに失われた愛情のブロックチェーン紡いでいく.昨日はそうした夜だった.


広大無限の宇宙のなかに謎のように置かれたCompassion.

compassion:■noun, sympathetic pity and concern for the sufferings or misfortunes of others;
ORIGIN Middle English: via Old French from ecclesiastical Latin compassio(n-), from compati 'suffer with'. (Oxford Dictionary of English)

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長考 [来るべき世界]

2023年3月27日(月)晴れ.

夕方,公園に行く.花見の人が増えた.このまえ挨拶した白柴を見かけたので,またなんとか接触できないかと思って近づいたが,そのまえに飼い主の中年女性が公園の外に連れ出してしまった.残念.また機会があるだろう.

アメリカのCBDCがもうすぐそこまで来ている.当局が暗号通貨殺しに乗り出した(オペレーション・チョーク・ポイント2.0)ことがはっきりと見えてきたので,近い将来,米国の暗号通貨取引所は規制によって動けなくなり,閉鎖されるかもしれない.CBDCへの道を塞ぐ邪魔者は消せである.


2024年の米大統領選挙は米国史の関ケ原になるだろうが,そのまえにかなり事態が進行してしまっているかもしれない.なにせ選挙は来年の秋で,時間的に駆け込まれてしまう可能性がある.



少なくとも3方面から情報を収集しなければならない.どれか1つのソースによって,レース予想を組み立てることはしない.もちろん大手メディアの予想は信頼できないので,そこに書かれていることは相手の手の内を知るために読むのである.いずれにせよ,推論の根拠を知ることが大切である.

無料情報だから信頼できないということはない.玉のような鋭い予想や分析があちこちにある.また,有料情報だからといって信頼できるわけでもない.それは読めばわかるが,金払ってから読むわけだから捨て金になる.それも必要経費だろうが,情報料は安くないので慎重な選択が求められる.

つまりこれは将棋や競馬の予想に似ている.読む対象が馬でも次の1手でもなく,社会の近未来の発展方向であるというだけだ.しかし,読み誤れば,逃げ場を失うだろう.

その意味では,命がかかっている.それはコロナのときに見たことだ.





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11ヶ月 [イヌ・散歩]


2023年3月25日(土)曇り.だいぶ気温が上がってきて,室内でも20度ある.

公園の桜が見ごろになってきた.高い梢も芽吹いて五分刈りにした中学1年生を連想させる清々しさだ.見上げながら30分ほど歩く.

昨年の今頃みた桜のことを思い出す.あのときは桜はもう満開を過ぎつつあり,かなり散っていた記憶がある.イヌが死んで独りになったのはその頃だった.命の芽吹く春に死んだ.

同じ公園を歩いてなんの感慨もなく,ただ空っぽだったときからほぼ11ヶ月がすぎて,様々な感情が戻ってきた.太った柴犬を引いて楽しげに歩く老夫婦に,あるいはウンチを拾い,引っ張られてよろけつつ歩く若い男女に当時の自分たちの影をみとめるようになった.そして,いまだに健康であることに感謝しつつ,気持ちの高ぶりもなく,もう世界に惜しいものはなにもないことを知る.

残っているのは次の世代に対する使命感で,来たるべき恐怖の幻によって此岸に繋ぎ止められている渡し船の如し.





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食い物は大丈夫か? [経済]

2023年3月23日(木)曇天で湿度・温度ともたかく,不快な一日.

ここ1週間ほどアメリカの金融市場の動向を注目していたので,夜ふかしが続いて睡眠不足.心配する必要はないと言う人もいるが,とてもそうは思えない.脚にできた血栓が頭にとんで,致命的になることがある.今回もこれで終わりそうにはおもえない.

久しぶりに国会の様子を動画で見る.真面目にやっているのだろうが,並大抵のバカバカしさではない.そもそも誰も聞いていない放送について,あれこれ議論する意味あるのかね? 


それより,税金が高いのでなんとかしてほしいのだが.入院費もバカにできないし,薬代も高い.物価もこれからもっと高騰するだろうし,この先,業務用スーパーで食べものは入手できるのだろうか? 家庭菜園で勝負するには,量が不足する.











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 [来るべき世界]



2023年3月20日(月) 晴れ.

仕事で疲れる.遅れそうで慌てて電車のいつもは乗らない端の車両に飛びこんだら,満員の視線を背中に感じる.背広にネクタイで,マスクなしのせいだろう.していないのは外国人女性2名と若いパーマかけたジーンズの邦人男性1名.こんにちは,お仲間ですね.但し職場では,首になるのでマスクw.


ここ1,2週間,欧米経済情勢と石油株の突然の急落の解釈に悩む.どうやら世界はトンデモない方向へ事が進みつつあるように見える.もはや正気ではついていけない.自分をごますことはもう出来ないので,残された選択肢は狂気を生きる以外にない.

イヌは自分にとって精神的なディフェンス装置だったことがよくわかる.その防衛システムを失ったいま,ミサイル当たりまくり.感情的平衡がときどき崩れる.


George W. Bush was confronted by Iraq War veteran Mike Prysner, while he was speaking at an event in Beverly Hills over the weekend.


'The righteous shall rejoice when he sees the vengeance; He shall wash his feet (The Septuagint, Vulgate Latin, and all the Oriental versions, read, "his hands") in the blood of the wicked'
Psalms 58:10 (NKJV)





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Insanity [来るべき世界]

2023年3月12日(日)曇り.

とうとうCBDCがそこまでやってきた.導入されると,特定の政策目標(グリーンエネルギーによる石油・ガスの迅速な完全代替もその重要な一部.できるのかw)を推進するために,他人のプラバシーに介入して,なにをどれだけ買えるかを制御することが可能になる.

生存のための自己決定を妨げるだけではなく,言うことを聞かないと預金を凍結しさえする(すでにトルドーがワクチン接種の自己決定を求めるカナダのトラック野郎に対して実行した前例がある).





狂気というしかない.国会および報道機関はすでに脳死状態判定が出ているので,大部分の人々は迫りくる危機に気づかない.次のパンデミックとロックダウンはいつなのか? 次回の新ワクチン・パスポートを拒否すればどうなるか? 米はなくてもコオロギはあるがそのまま餓死したいのか,とか? 

どうしても嫌だというと?

「あなたの社会に対するThreat level は5に達したと判定されました.預金は凍結されます.」


課題と疑問は2つだ:(1) どうやって脱出して生き続けるか? (2) 何のために,だれが,こんな事をやるのか? 

最初の問いへの回答はかなり複雑で,ある程度の時間とカネが必要になるだろう.もちろん,服のサイズは皆違うように,すべての人の状況にフィットする完全回答はない.できないこと,できること,どこをカットし伸ばすか,自分で判断しなければならない.

後者の疑問はSF小説のテーマだ.どうやらこれらすべての背後にいるBig Brotherは人類ではないかもしれない.DNAレベルでそうでない可能性も排除できない(日夜調査中.好きなテーマw)が,すくなくともまともな感情移入も倫理・良心もないことは確実なので,まっとうな人々には彼らの行動原理を推測することは難しい.とはいえ今ですら'War is peace'だと思っている人が結構いるらしいのは,驚きだが.


***

こうした時代にいきていると,正気を保つのが難しくなる.精神のバランスを回復させる鉛の水準器がいる.それは幸せのなかに死の影があった頃の記憶だ.

瀕死の状態から立ち直った頃のイヌの動画を見ていたら,覚書の一節に目が留まった:

「寝る前,もう死んでもいいな,と思う日が増えたが,こんな嬉しいこともあるので,もう少し頑張ってみようかという気になる」(2019年8月26日)

いまは嬉しいことはなにもないが,どうしてだか頑張ってみようという気持ちがある.Thank God!












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Threat Level 5 (out of 5) [来るべき世界]

2023年3月11日(土)快晴.午後から散歩に行ったほかは仕事.

いろいろ世界の動きが早すぎて,準備が間に合わない.焦ると失敗する.






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