SSブログ

夢の続き [来るべき世界]

2024年5月3日(金)晴れ.ついにゴールデン・ウィークに突入.来週の月曜日が休みなのが何より嬉しい.

欧州におけるウクライナ「戦争」は,前線におけるウクライナ軍の劣勢が破局的なレベルに達するにつれて,NATO対ロシアの目に見える対決に向かって進行しつつある.つまり,欧州における局地的な核戦争の危険が現実的に高まりつつあるようにみえる.

一方,米国では,中東と国内の混乱がとうとう法律にまで反映しはじめた.5月1日に,米国下院は反ユダヤ主義啓発法(Antisemitism Awareness Act)を可決した(超党派の支持により320対91で可決).「この法案が上院で可決され署名されれば、反ユダヤ主義の法的定義が拡大され、"ユダヤ人集団として構想されたイスラエル国家を標的にすること "」が反ユダヤ主義に含まれることになる(AP).



なんといっても唖然とするのは,これでいわゆる「陰謀論」の主要部分が反ユダヤ主義としてくくられる可能性が出てきたということである.なぜなら,その法律の一部に以下の内容が含まれている:

'Making mendacious, dehumanizing, demonizing, or stereotypical allegations about Jews as such or the power of Jews as collective -- such as, especially but not exclusively, the myth about a world Jewish conspiracy or of Jews controlling the media, economy, government or other social institution.'

しかし,この文章の後半は単なる事実を述べているのであり,陰謀論などではない.ようするに,否定による事実の確認に納得というしかない.さらには,古典的な反ユダヤ主義が「イエスを殺したのは誰か」という事実認識にさえ関わるのだから驚く:

'classic antisemitism (e.g., claims of Jews killing Jesus ...'

Gazaで起きていることと同様に,法案の内容が常軌を逸している.LGBT法の輸出をすんなりと受け入れた前例がある我が国でも,近々同じような法律が出来る可能性がでてきたと予想すべきだろう.近々,「陰謀論」者は投獄される時代になるだろう.真実を語る者たちが,殺される時代がそこまできている.



一方,バイデン大統領の「なぜ日本は問題を抱えているのか.それは彼らが外国人嫌いで移民を望んでいないからだ」との発言は我が国の国内で物議をかもしている.しかしこの発言に腹をたてるなど論外だろう.人口減少は,将来の希望の光であると反論して没落国家に肩入れしてくれる有力者もいる:



岸田総理が,2024年3月21日に「首相官邸で米資産運用大手ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)と面会した」(Nikkei)ときに何を言われたか,これでわかるだろうw

諫言は苦いはずだし,巧言令色鮮矣仁ともいう.ただ商売の機会に目ざといのは立派ですw


スカラ座でのCavalleria Rusticanaライブ配信が,カネだけだして空振りだったので,ウィーン国立歌劇場での公演(2019年)を再び聴いた.共演者とのケミストリーはいまひとつだが,全霊を込めた熱唱というしかなく,'my very very favourite Santuzza'という本人の言葉を裏付けている.2年前の大阪公演が蘇り,来る6月の兵庫公演を見送ったのを後悔し始めている.

こんな世相であっても,休日の寝床でよこになってオペラアリア集を聴いていると,頭の中が別世界に溶け込んでいく.いつまでもこれが続くとよいのだが,夢の空中浮遊はすぐにおわって,アンコールは聞こえてこない.






nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。