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真面目はダメよ [USA]

2023年4月26日(水) 曇り.


Tucker Carlson解雇の理由となった「やり過ぎ」は,例の機械を巡る訴訟の一件に関わるのではなく,喋らせてはいけない人間にプラットフォームを与えたことにあるらしい.

偏屈タッカー・カールソンが,一番マトモなことを,しごく真面目に言うと,アウトらしい.何という逆説だろうか,驚き呆れるしかない・・・予想通りだが.








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平然とそこにある [UFO]

2023年4月25日(火) 曇りときどき小雨.


https://youtu.be/iif-GEeHznk

'They're putting out so many videos to try to make us forget about Tucker Carlson.'(読者コメント)


惜しいなぁ.これは重大な動画なんだが,誰がプレゼンターになるかで中身の深刻度も激変する.漫才にさえ聞こえてしまう.

アメリカのメディアはここ2〜3年のなかで何度も死にかけたが,その都度これに対する信頼をよみがえらせたブラック・ジャックを,とうとう追放してしまった.

追い出されても,口包丁一本でTCまだ生きのびるだろうが.経営者がバカ.




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学ぶ [雑感]


2023年4月23日(日)晴れ.

世界には,言葉の真の意味で,優れた人が本当に多く存在する.それを知ると,皆さらに深く学びたいという気持ちが刺激される.そして,その願いは年齢によって衰えることはない.

仮にロックダウンがなにか積極的なことを成し遂げたとすれば,それを知ったことだ.

https://youtube.com/shorts/69fxnFrfF64?feature=share
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1年:命の暗号鍵 [イヌ・散歩]

2023年4月21日(木)曇り.


死んだのが昨年の4月28日だったので,来週の今日で1年になる.ちょっと時間を早送りして書ける今を使って記す.


死ぬしばらく前から散歩に出ることはできなくなっていたので,その頃の季節の移り変わりについての記憶は薄い.そのうえ,火葬にした日が時々小雨の降る曇天で,風も強く寒かったので,そんな季節にいなくなってしまったのだと漠然と思い込んでいた.

しかし昨日公園で見上げた新緑の瑞々しさは,古い記憶をやがて上書きするかもしれない.夕方の電車の外に過ぎていく昔の散歩道も,ずいぶんご無沙汰だなと素っ気なく,消えていく思い出もあるのだ受け入れろ,と耳元に呟く.だが,お前はそれに抵抗しないのか?


世界の様相の変遷は,実に信じ難いレベルに達しようとしている.狂気の無抵抗な受容というしかない現実を次々にみせられて,とうとう俺もイカれたのだと思うしかないほどだ.現実を正しく映しだすと思っていた基準が揺らぎブレさえする.

そのようなときに,これこそは実際に起こったこと,歪みなき現実の確かな水準器,地上の全ての判断の礎となるものと頼むのは,お前の小さな骨壷だ.それを撫でていると,平和と厳しい現実と希望が,誇張のないプロポーションを保って,私の内部に復元される.命の暗号鍵.

ゴミのような今の毎日のゴタゴタに思いの場所を譲り渡して,端っこの方でうずくまって丸まっている石化しつつある命の記憶よ.甦ってきて,降り積もるウソを打ち破る力となれ.


OneYearAfter.jpg



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黒船ふたたび [来るべき世界]

2023年4月20日(木) 晴れ.気温が高く,梅雨入り前の陽気でバテる.


落ち目のドルが相対的に踏ん張っていて,ビットコインも金閣寺も屋根が下落.銀閣寺が予想以上に頑張っている.持ち直しも迅速で,これは本物である.



真面目なはなし,BRICS+に入れてもらった方が良くはないかと思い出した.食い物やエネルギーには困らないだろうし,古参の今川バイデン義元に忠義立てしても「まずはお前が行け」と最初に戦場に押し出される.弾もなく,先陣をきらされた戦国自衛隊は全滅だ.

プーチン信長にはミサイルほしけりゃS400はあるし,マックのburgerなんて玄米食にはどうでも良い.また無視できないポイントとして,ロシア・東欧からは素晴らしいソプラノが次々にでる.

皮肉なことに,RedactedのBRICS+版が向こうにもあったら,G7にとどまる利点がどこにあるのか.おまけに,今はどっちが共産圏か分からなくなっている.

世界は急速に地殻変動を起こしつつあるのだが,江戸城からはまだ最初の黒船がみえているようだ.随分とトラウマになったのね.


しかし,変わらなければ国が消滅するときが再び来たのだ.




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希望の音楽 [音楽]

2023年4月19日(火) 晴れ.春の嵐の一日.

仕事でヘトヘト.潤滑油の切れた関節がガクガクしつつ帰宅.餃子(ベジタリアンじゃなかったのかよ)にナス,玄米一膳.なんとなく食べた気がしない.昼忙しくて朝の精進料理で夜までもたせたので,食欲自体が一回り逓減している.後で,大好物のマンゴーの缶詰を食べる.

米国防総省の機密文書が流出して,ウクライナ紛争における「米支援軍」の劣勢が露わとなる.米軍自体が弾切れ,政府もカネ切れ.ずっと読みかつ聴いていたとおりで,それ自体は驚きではないが,これは戦術核兵器の使用に至る不気味な前兆としか思えない.

台湾海峡の緊張と相俟って,太平洋戦争(を上回る大災厄)の前夜を思わずにはおれないのだが,例によって「それは君だけ」の世界.せめてアメリカ経済の現状を見ろよと言いたい.ドルの将来がどこに見えるのか(円は言うまでもなく),もう王座陥落だろう.




お前,気でも狂ったか,そんなところで就職するなんて,私の借金はどうなるんだ,お前の教育にいくらかかったと思ってるんだ(父親).でもお父さん,ぼくはザルツブルクとその住民にはとても我慢ができないのです(ザルツブルク音楽祭は,18世紀の罪滅ぼしにモーツァルト基金を作って21世紀の若い作曲家を財政的に支援すべきではないのか).


たとえあなたのお眼がねにはちがって映ろうとも,ぼくの目にはこころの正しい,躾のよい,志操の固い,愛想のある妻であって,夫にとっては幸せというほかないのです.そうかい ,そうかい,勝手にするがいいよ.あの(娘の)家も今では金もできたからな(父親).


「ぼくが君を愛している,せめてその半分だけ僕を愛してくれないか,そうすればぼくは言うことはない」(妻宛,吉田秀和訳『モーツァルトの手紙』).Same here.

「最愛の奥さん・・・君の宮廷道化役によろしく」.死の年の手紙.


青春の希望から晩年の失意へ至る過程で生み出された表現しようのない音楽の数々♬.K427を再び聴く.疲れの黄砂がふき飛ばされて青空がのぞく.

ソプラノとメゾ・ソプラノのソロ二人が,背後の合唱(Sanctus)にシンクロして頭を左右に揺らしながら聞いている.客席では,聴き終わった老人が下を向いて手の甲で目元を拭っている.

若々しい命の希望がフツフツと地上から吹き上がって天に至る多声音楽の、奇跡的なconvolution.この音楽を生きているうちに是非一度,生で聴きたい.卒倒するだろうな.




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一瞬を共に生きる [イヌ・散歩]

2023年4月16日(日) 晴れ.ここ数日,黄砂がひどくて県境の九千部も霞んでよく見えない.


2女と家内がしばらくぶりで家内の実家の近くまで車で行ったことを話す.その家は土地とともに売却され新たに建てかえられ,新築「入居者募集中」の掲示があったそうである.不動産投資物件として買われたことをしる.

家内は売却金の一部を受け取り,それは娘の入院費や税金の支払いにすぐにきえた.古い家の現物からfiat moneyへの転換と即時的な消去の見事さ.これが資本主義の肌の感覚である.

同時に,庭に埋めた義父の犬の骨も,その飼い主の思い出とともに消えたが,その消滅は別の空間への移動,あるいは別の次元への微分可能な埋込みというべきかもしれない.座標は曲がってしまったが,そこに記憶は埋め込まれ保持されている.


しばしば「里親募集中」のサイトを開くもので,毎日のニュースとならんで飼い主を探している動物の写真がブラウザーのトップにくることがある。「期限まであと〇〇日」と書かれた保健所収容の野犬の姿を見るのはつらい.見なきゃいいのに.

時にどうしても目がいってしまって,事ここに至った経緯を読んでしまう.人の事情は様々だが,犬猫のそれも全く劣らない.見た目のよい犬や可愛い仔犬はなんとかなるだろうと悩まないが,老犬は誰が相手にするだろうか.

健康管理に若犬以上のカネがかかるし,動けなくなったときの対処は簡単ではない.ヒトの老人の年金が減額される時代に,わざわざ老犬を引き取りにくるのは誰か.同じような立場の人,あるいはそれを理解する人たちだけかもしれない.

しかし,仔犬のときの思い出は薄れても,老いて自由に動けなくなった日々は実りを増して豊かになる.刻印された記憶のわだちが,雨が降り乾くほどに,浮上がる.そしてついには,ほんの一瞬の時間をともに生きた不思議に,流し去られて消える.その後はもう,ともにあったことを知るものすらいない.

'Sharing with us the same short moment of life' -- R F Kennedy




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国家の落日を生きる [経済]

2023年4月14日(金) 雨.


ここ数週間,半分死んでいるような毎日であった.家族のうち数名が病院から出たりまた入ったり,ほぼ動けなかったりと色々で,経済面でも収支計算が厳しくなってきつつある.税金高いな,なんとかならないかな.

援助か紛争の支援か知らないが,外国に持っていくカネがまだそんなにあるのだったら,簡単に負担増を決めないでくれ,と言いたい.


G7の外の世界は支払い手段としてのドルを明確に見切り始めた.人口の面から見れば,世界の半分がもう既にアメリカ主導の秩序の外に自国の将来を築こうとしている.

自分の生活はもとより,近い将来,石油・天然ガス等のエネルギーの確保や食糧の調達の点で,我が国は本当に大丈夫だろうか.率直に書けば,政府はこれらの点で何を考えているのか私には分からない.


いつまで同じアメリカ追随モードでいくつもりなら,今の米国の信じられないレベルの迷走と混乱にそのまま付き合うことになる.それで大丈夫なのか.たとえそれで大丈夫だ,という人がいても,毎日読みかつ聴いている情報と理解に依って,予想し選択し決定することを私は躊躇しない.大手や公式な報道機関の沈黙や誘導は全くなんの意味もない.勝手にどうぞ.

もはや自分は幻を見ているとは思えない.見ているのは庶民レベルの現実であり,それは既に起きた事,今起きつつあることである.カナダの例を見ればこれが端的にわかる.将来何が我々をまっているか,自分を欺かない限り,曖昧にしようもない.




自分で知恵を絞ってなんとかするしかない.結局そこに行きつく.





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日本語のスピリット [音楽]

2023年4月5日(水)曇り.

妹から届いたメールを読んでいて,世界全体が自分のほんの数キロ四方であった頃の昭和を思い出した.その円周の外に出ようとは思ってもみなかった.さらにいま時代が突き破りつつある狂気は,混沌のFringeというしかない.あの頃の歌が,昭和を何よりも雄弁に語っている.聞いてこんな時代があったことが信じられなくなる.


まだ青いリンゴだった我が国が,将来に希望を持っていた頃の歌.このペアの曲の中で一番好きな曲.




この曲を聞くと日本語の格調とそれを失いつつあることをおもう.とくに「私の」というなんでもない一言の発音の,端正な美しさにハットする.言葉を失うと同時に,そのスピリットも失われた.

https://youtu.be/deGSu9bMdvc





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pure evil [来るべき世界]

2023年4月2日(日)快晴.


金曜日(2023年3月31日)の夕方散歩にでたとき,JRの駅前で勤め帰りのサラリーマンと思しき中年男性をみた.40代,小柄で痩せている.背広に白いワイシャツ,革靴にネクタイで,特徴的なのはその歩様がぎくしゃくと左右に大きくかしいで歩いていたということであった.そのはずで,右手に杖をついてその杖を頼りに歩いていた.つまり彼は歩行困難の状態であった.

彼のシャツの一部はスボンの外に出て,だらしない酔っぱらいのような格好にさえ見えたが,歩くことさえ困難なその男性にとっては身仕舞いを正すことは容易ではなかっただろう.働かなければ食べられないので,なんとか職場にでかけて,やっと夕方に家路につく途中にみえた.兵士は戦場にだけいるのではない.

最近,このような杖をついた人や車椅子の人(若い人もいる)を以前よりもずっと多く見かける.


昨晩,さて寝ようかというとき,再びその男性の姿がよみがえった.そして,昨年から今年にかけて,自分は人間の皮をかぶった邪悪を,すなわち人の顔をした悪魔を何度も目撃したことを改めておもった.かの男性はかれらの犠牲者かも知れなかった.そうでないことを祈りたいが,そうとしか思えない人々を私は多数知っている.

結局,自分の認識が誤っているのか,社会が文字通り狂っているのかのどちらかである.もちろん前者だろう,と考えたい.そうでないなければ寝てなどいられないからだ.


しかし,もしも自分が正しければ,来たるべきものは想像を絶している.その社会では,生きつつかつ自由なヒトであり続けることは困難になるだろう.「邪悪」に飼われた家畜になるのだ.

そんなことはありえない? そうであれば,ゆっくり眠れるのだが.








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